明治神宮

「明治神宮」という名称ですが、できたのは大正9年。
明治45年に崩御された明治天皇を慕う人々の願いによって創建された神社です。

都会の中でも豊かな自然が残っている場所、と思っている方も多いかもしれませんが、実はこの森、人工的に作られたものなんです。

元々は荒れ地が広がっていた場所に、全国から奉納された約10万本の木々が、勤労奉仕に集まった11万人の青年たちの手によって植林されました。
「永遠の杜」を目指して植えられた木々は、100年以上の歳月を経て、姿を変えながら人々に親しまれています。

御祭神の明治天皇と昭憲皇太后は、ともに多くの和歌を詠まれました。
このことにちなんで、明治神宮のおみくじは吉凶を占うものではなく、お二人の詠まれた和歌を味わうことのできる「大御心」として授与されています。

また、御社殿の南側には、御苑が広がっています。四季折々の自然を楽しめるほか、絶えず湧き続ける「清正井（きよまさのいど）」はパワースポットとしても人気だそうです。

お正月は混雑して歩くのも大変かもしれませんが、「永遠の杜」に想いを馳せながらお散歩してみてはいかがですか？